ブログ
栄養士ブログ
長引く咳に注意を!
あっという間に桜が散り、気づけばGWまで残り数日となりました🎏
時間の流れの速さに驚いているところです💦
最近の流行り病として「百日咳」という言葉をよく耳にします。
百日咳は「大人」や「年長児」から広がることがあります。
今回は、百日咳について紹介させていただきます。
◆ 百日咳ってどんな病気?
百日咳は「ボルデテラ・パーテューシス」という最近によって起こる感染症です。

強い咳が長期間(数週間~数カ月)続くのが特徴で、特に赤ちゃんに感染すると重症化する恐れがあります。
◆ 今、注意すべきなのは大人や年長のお子さん
現在は、乳児のワクチン接種率が高く、小さな子供たちの感染は減っています。
一方で、思春期以降~大人ではワクチンの効果が薄れているため、下記のような方が感染の中心となることが多くなっています。

◆ 症状の特徴
・初期は風邪のような症状(鼻水、喉の痛み、軽い咳)
・1~2週間後に「発作のような咳」が続くようになる
・咳の後に「ヒューッ」という音(吸い込む音)
・咳込んで吐く、夜に咳で眠れないことも
・大人では「咳だけが続く」軽症のこともあり、気づかず周囲にうつすことがある
◆ こんなときは百日咳の可能性も
・咳が2週間以上続く
・咳のあとに息苦しい、吐いてしまう
・周囲で百日咳が流行している
・赤ちゃんに接する機会がある
◆ 百日咳は抗菌薬で治療できます
・抗菌薬(マクロライド系)を早期に服用することで感染を防ぐ
・発症後しばらくすると咳は続いても「うつす力」は弱くなる
◆ 周囲にうつさないために
・咳がある間は必ずマスクをしましょう
・医師の指示に従って薬をきちんと服用しましょう
・赤ちゃんや妊婦さんには近づかないようにしましょう
・学校や職場は、医師の指示があるまでお休みしなければならない場合もあります
◆ 予防にはワクチンが有効です
小児の「五種混合ワクチン」に百日咳の成分が含まれています。
ただし、ワクチンの効果は5~10年で弱くなるため、大人も注意が必要です。
※海外では成人向けの追加接種(Tdapワクチン)が行われており、日本でも今後導入が検討されています。
📍「ただの咳」と思わず、早めの受診を!
特に赤ちゃんと関わる方は、自分が感染源にならないよう気を付けていきましょう!
まとめ
今回は百日咳について紹介させていただきました。
百日咳はわかりやすい症状が特にないためそのまま放置している方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ほかの感染症に比べ感染力が高いため注意が必要です。
風邪が長引いてる、咳が止まらない、咳で眠れないなどの症状があればご相談ください!
当院は、完全予約制での受診になります。
発熱や風邪症状(咳、鼻水、のどの痛みなど)がある方はアプリ(WEB)予約ができませんので、必ずお電話でのご予約をお願いいたします。
予約外でのご来院は、診察をお断りさせていただく場合もございますので必ずお電話でのお問い合わせをお願いいたします。