シワ
当クリニックの治療法
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ヒアルロン酸(注入物質による方法)
- おすすめの部位
- ・ほうれい線
・口角の下(マリオネットライン)
ヒアルロン酸は高粘性のムコ多糖の一種で動物の靭帯、関節、眼球の硝子体液などに含まれます。体内ではタンパク質と共に粘調な溶液やゲルをつくって、細胞と細胞をつないでいます。そのほか、関節の摩擦を防ぐ潤滑剤や細菌の侵入から身を守る為に働いている物質です。
シワの部位に微量注入して、シワの陥凹を内側からもち上げるのがヒアルロン酸によるシワ治療です。
この方法の利点は注射のみで即効性にシワが浅くなるという点です。しかし、ヒアルロン酸は徐々に吸収されてゆくために最長1年程度で効果はなくなってしまいます。 -
ボツリヌストキシン注射
~表情によってできるシワの改善~- おすすめの部位
- ・額の横ジワ
・眉間のシワ
・目尻のシワ
- 事前に必ずお電話をお願いします。
- 月1回程度(2〜3日間)、ボツリヌストキシンA注射の施術を集中的に行うことで個々の費用を抑えることが出来る日程を設けています。
電話番号:093-651-7773
ボツリヌストキシンはボツリヌス菌という細菌が作り出す毒素です。この毒素は食中毒の毒素として知られ、量によっては人を死に至らしめる強力な毒素です。この毒素は神経が筋肉に入る部分でその命令を阻止する作用を持っているため、筋肉が収縮出来なくなるという作用を有しています。大量に摂取した場合、人が死に至るのは呼吸筋が麻痺して息が出来なくなることが原因です。
さて、この毒素の性格を利用して、まぶたなどの筋肉がけいれんする症状を治療しようという試みがされました。この治療は現在も使われていますが、この治療中に患者さんのシワまで取れると言うことがわかってきました。つまり、シワの成因の一つである表情筋の働きが弱まり、ひいてはシワが出来なくなったという訳です。これを応用して、ボツリヌストキシンという製品が作られました。1バイアルに500位の毒素が入っており、この中の一部を一人の方に使います。ボツリヌストキシンの動物実験での50%致死量は数万単位と言われていますから、これに比較すると使用する量は超微量ということになります。
ボツリヌストキシンを用いるとその部分の筋肉の収縮が抑制されますので、たとえば額ではシワを寄せようと思っても出来ないという状態になります。わざとシワを寄せる必要がある場合(俳優など)を除けば日常生活ではシワがないというメリットのほうが大きいでしょう。
ただし、この治療にもやはり欠点があります。1つは持続期間が短いということです。3〜4ヶ月しか持続しませんので、引き続きの効果がご希望であれば再度注射を受ける必要があります。また、眼瞼周囲のシワに対する治療はまぶたの動きに希に影響を及ぼす場合があります。たとえば、額のシワを取ったらまぶたが重くなったということがあります。これはボツリヌストキシンがまぶたを上げる筋肉にまで余分に影響したものですが、十分注意して注射を行っても希にこういう副作用が起こる場合があります。先ほどの持続期間が3ヶ月というデメリットはこのような場合にはメリットとして生きてきます。つまり、何かあっても3ヶ月後には元通りになると言うことです。ちなみに「タルミ」にはまったく効果はありません。 -
マッサージピール(PRX-T)
~うるツヤ&ハリのある肌に~- おすすめの部位
- ・顔
・首
・手の甲
マッサージピール(PRX-T)は皮膚を剥離させずに、皮膚のより深層にある真皮細胞に働きかけ、表皮再生を活性化させる治療方法です。 マッサージピール(PRX-T)を皮膚に塗るだけで、細胞再生・新たなコラーゲン線維形成を促し、ハリと弾力を取り戻すことができます。お肌を優しくマッサージしながら薬剤をなじませていき、フロスティング(皮膚の剥離)作用を起こすことなく真皮深層に働きかけ、コラーゲンの生成を強力に促進します。
拭き取り直後から皮膚の滑らかさやハリ感を感じられるという即効性に加え、ダウンタイムが少ない人気の治療です(敏感肌の方はまれに赤みや剥離が起こることがあります)。マッサージピール(PRX-T) の施術の流れ
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Step01
カウンセリング
治療内容についてをお伝えします。
※マッサージピールは、通常ダウンタイムのない治療ですが、お肌の状態が治療に適していない場合は、赤みやかさぶたなどが現れる場合があります。 -
Step02
施術
肌にPRX-Tを軽くマッサージしながら塗布します。成分であるTCA(トリクロロ酢酸)・過酸化水素が皮膚の深い部分に浸透するに従い、多少のピリピリ感や熱感を感じることがありますが、問題ありません。イオン導入と併用をおすすめします。
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Step03
アフターケア
大変乾燥しやすい状態になっているため、充分な保湿をおすすめします。また、日焼けしやすい状態でもあるので、UVケアもしっかりと行ってください。
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Step04
治療間隔
1〜3週間に1回の間隔で5回が1クールとなります。
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治療後の注意
- 赤みが出ることもありますが、多くの場合1~2時間で赤みはひきます。
- お肌のターンオーバーが促進されますので施術数日後に薄い皮むけが起きる場合があります。
- 必ず日焼け止めクリームで保護してください。
- お肌が乾燥しないように、保湿ケアを心がけてください。
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治療のできない方
- 皮膚炎症や皮疹、ヘルペス発疹のある方
- 敏感肌の方
- 脂漏性皮膚炎の方
- コウジ酸アレルギーやラテックスアレルギーのある方
- 妊娠中・妊娠の可能性のある方・授乳中の方
- 日焼けされてる方
- ハイドロキノン・トレチノイン・ディフェリンゲル・デュアック配合ゲル・ベピオゲル・エピデュオゲルを使用中の方(施術2週間前までに使用を中止すれば治療可能です)
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ウルトラセルQプラス
Check!
こんな方におすすめです
- リフトアップをしたい
- タルミ・シワの改善をしたい
- フェイスラインが気になる
- タイトニングをしたい
- 小じわの改善をしたい
- ほうれい線の改善をしたい
- 小顔効果を求める
適応部位
- 額
- 目尻のシワ
- 小じわ
- ゴルゴライン
- ほうれい線
- フェイスライン
- 二重あご
- 首のシワ
「ウルトラセルQプラス」は、HIFU(高密度焦点式超音波)を照射することによってシワ、くすみを解消する効果を持っています。またHIFU(高密度焦点式超音波)は真皮に働きかけてお肌のタルミを軽減することもできます。さらに、表情筋に作用してお顔の引き締めもできるなど、1台で多数のメリットをもたらしてくれます。外科的治療で行うフェイスリフトに近い効果もあるので、「フェイスラインを改善したいけど切開は避けたい」という方にもおすすめです。
ウルトラセルQプラスの特徴
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HIFUの効果は即時的&中長期的!
HIFUテクノロジーはターゲットに超音波の熱エネルギーを与えることで脂肪細胞を破壊し、排出します。治療直後はもちろん、コラーゲンの再生が行われる2~3ヶ月後に最も効果を感じていただけます。また、このプロセスは中長期的に継続します。リフトアップやタイトニングに最も効果的な皮下やSMAS筋膜にHIFUを照射できるのは医療機関のみ。
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治療は圧倒的にスピーディ。忙しい方にもおすすめ!
全顔治療の平均400ショット照射した場合は10~12分程度かかります。1ショットの照射スピードは他機と比べても非常に短く、これはULTRAcel Q +の最も特化した機能です。カウンセリングや支度を含めても、従来の治療に比べて短時間で終わります。
副作用・リスク
感染、熱傷、神経麻痺、色素沈着、毛包炎、紅斑などが起きる場合があります。
Q&A
- Q
施術時間は?
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A
施術内容、照射部位によって異なりますが、全顔のリフトアップ治療の照射時間は平均400ショット照射した場合10~12分程度です。詳細は医師もしくはスタッフにお尋ねください。
- Q
痛みはありますか?
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A
痛みの感じ方には個人差がありますが、わずかに熱感があります。ほとんどの方は麻酔なしで施術が可能ですが、ご心配な方は担当医師にご相談ください。
- Q
日常生活に支障はありますか?(ダウンタイム)
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A
ありません。施術後すぐにメイクも可能です。稀に腫れ、かゆみが伴うことがありますが、これらは一時的な反応です。
- Q
何回の施術が必要ですか?
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A
1回の施術でも効果的です。ただ、効果を維持したいとお望みの場合は、継続して施術を受けられることをお勧めします。(3~6月に1回のペースが目安)
- Q
効果はいつ頃期待できますか?
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A
施術直後から効果を感じることはできますが、数ヶ月後にコラーゲンの再生が起きます。このプロセスは、最長6ヶ月まで持続します。
- Q
日焼け肌でもOKですか?
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A
肌の色を問わず施術を受けられますが、日焼け直後は皮膚が熱を持っている状態ですので思わぬ副作用を招きかねません。日焼けが落ち着いてからの施術をお勧めします。
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リジュラン注射
リジュランの有効成分であるポリヌクレオチドはダメージを受けた皮膚の生物学的状態を改善することで、真に美しい肌を作る「新たなコンセプト」の注入剤です。
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リジュランのメリット
- 優れた回復作用
皮膚自体の再生力を改善することにより、自己回復力を高めます。 - ハリの改善
加齢によって失われた弾力繊維を補います。 - バランスの回復
皮脂の分泌を減らし、皮膚の脂分と水分のバランスを回復させることで肌のキメを改善します。 - 確かな安全性
生体適合性の高い物質であるため、有害反応が起きることはありません。
※魚・魚卵などのアレルギー体質のある方は施術をお控えください。 - 迅速な効果
注入後直ちに皮膚を安定化させ、皮膚の深部から素早い効果をもたらします。
- 優れた回復作用
リジュラン注入後の経過
初回注入後:3日〜5日後 - 肌の質感向上
- 皮膚の脂分と水分のバランス回復による皮脂分泌の減少
2回目注入後:2〜4週間後 - コラーゲンの自己再生により皮膚のハリが改善
- 目の周りのや顔全体の小じわの改善
- 毛穴や角質の改善
3回目注入後:4〜6週間後 - 皮膚のハリの改善による自然なリフトアップ効果
- 皮膚の真皮層からボリュームアップ
4回目注入後:6~8週間後 - 10種類の作用で10歳若い肌年齢
リジュランについて
- 未承医薬品等
この治療で使用される「リジュラン」は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。 - 入手経路等
当院で使用している「リジュラン」は米国で製造されたものを商社を通じて導入しております。 - 国内の承認医薬品等の有無
国内において、同様の機能を有し承認されている医薬品はありません。 - 外国における安全性等に係る情報
USDA(米国農務省)オーガニック化粧品製造評価及び認可機関であるQAIで認証されたうえ、FDA(米国食品医薬局)から一般薬品製造業者として登録された機関で製造を行っています。リスクとしては痛み・ヒリヒリ感、みみず腫れ、一時的な腫れ、紫斑、色素増強、瘢痕形成、一時的な局所神経麻痺が報告されています。
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フォトフェイシャル
フォトフェイシャルとはIPL(インテンス・パルス・ライト)という光をお肌に照射する光治療の一種で、コラーゲンの生成を促進し、シミやくすみ、赤ら顔などお肌のトラブル全般を改善する効果があります。
ニキビややけど、擦り傷や化粧品によるかぶれなどの炎症が治まった後にお肌に残る、炎症性色素沈着と呼ばれる褐色のシミに効果があります。-
レーザーがメラニンにだけ反応
スポット的にシミを治療するレーザーに対して、フォトフェイシャルは顔全体に照射しながらシミの治療に適応します。これはIPLという光が特定のものにのみ反応するという性質があるためで、正常な組織には傷を付けることなく沈着したメラニンだけに反応しダメージを与えることができます。
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肌のターンオーバーを促進
IPLの照射は肌のターンオーバー(新陳代謝)が促進することも知られています。そのため沈着したメラニンを自然な形で排出させることにつながり、シミの改善を促進します。さらにコラーゲンを再生する線維芽細胞を活性化する効果もあり、肌のきめが整ってハリが増します。しかもダウンタイム(照射後にできた赤みやカサブタなどが治癒するまでの期間)がほとんど無く、照射中もレーザーに比べて痛みが少ないのが特徴です。
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まずはカウンセリングを受けましょう
シワの程度、成因、年齢、性別、満足度、職業などによっても細かく治療方法を選択する必要があります。どの治療が自分にとって最良なのか、副作用は何か、日常生活に支障はないか、治療費は、など数多くの疑問が浮かぶと思います。まずは診察、カウンセリングを受け、経験のある医師から適切なアドバイスを受けて、ご自身で納得して決定する必要があるでしょう。
シワについて
ひとくちに「シワ」と言っても複数の種類があり、特性や原因を把握することが適切なケアにつながります。当クリニックでは、さまざまな状態に対応しております。ダウンタイムが少ない施術もありますので、まずはお気軽にご相談ください。