普通の傷跡とケロイドはまったく違います。写真のように赤く盛り上がって痛み、かゆみを伴い元の傷跡の範囲を超えて大きくなるものを指します。人種、体質、ホルモン等によって起こると言われていますが、詳細は不明です。傷が治るとき、コラーゲンの生成が過剰で、正常以上に盛り上がってしまう現象です。
治療は通常保存的治療から開始します。圧迫、シリコンシート、ステロイドの貼り薬、注射、内服薬などです。不用意な手術はかえってケロイドを大きくしてしまうことがありますので、手術が必要な時は形成外科の専門医師にご相談下さい。