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粉瘤・脂肪腫・皮膚腫瘍

粉瘤・脂肪腫・皮膚腫瘍について

「脂肪のかたまり」と俗にそう呼ばれますが、いくつかのものが考えられます。一番多いのが粉瘤というものです。
粉瘤は皮膚の中に袋ができ、その中に皮脂のようなものが貯まって、徐々に大きくなるものです。体中どこにでも出来ます。皮下でころころとした動くできものを触知します。感染すると徐々に化膿し赤みが出て、痛みも伴います。感染した場合、そのまま放っておくと破れて膿が出る場合もあります。脂肪腫という本当の脂肪のかたまりで出来る腫瘍はもう少し柔らかですが、下床と癒着し、動きが悪い場合があります。直径10センチ以上の巨大なものもあります。

手術について

粉瘤の手術は皮下の袋状となっているカプセルと皮膚の一部を同時に切除します。感染した時期ではなく、皮下におとなしくしているときの方がより良い手術が出来ます。
脂肪腫の場合も周囲のカプセルごと切除する手術となります。

ホクロ・イボの治療方法

炭酸ガスレーザー
(CO2レーザー)
炭酸ガスレーザーはホクロ・イボの除去・盛り上がりのあるシミに対して有効な治療です。治療の際は局所麻酔を使用します。出血がほとんどなく比較的短時間でできます。通院も必要ない場合がほとんどです。奥の方や周辺にホクロの細胞が残る場合があり、再発することがあります。
切除縫縮法
金属メスを使用して切り取り、縫合する方法です。後に縫ってしまいますので、どれだけ深くまで根があっても完全に除去出来ます。基本的に再発はありません。また、手術跡が一本の線になりますので、きれいな仕上がりが期待できます。約1週間は糸のついた状態となります。(洗顔などは可能です)
くりぬき法
切り取り、そのままで治す方法です。自分の力で傷跡を治す方法なので、腫瘍が深い場合には、水疱瘡の跡のように多少凹んで治ってしまうことがあります。

ホクロ・イボについて

ホクロは見栄えの問題で切除を希望される方が多いのですが、中には多少問題のあるホクロも含まれることがあります。ホクロである限りは良性ですが、中には悪性や前癌状態のものもあるので、注意が必要です。
ホクロは皮膚表面より下に本体(根)があるため、ある程度の深さまで取る必要があります。
イボも、体にできるもの、ウィルス性のもの、顔・首などにできる老人性のイボなど種類はさまざまです。
ホクロ・イボともに、自分で取るのは、やめておきましょう。まずは、医師の診察を受け、適切に処置を受ける必要があるでしょう。